『二兎物語』

滝沢聖峰

風刺画やおもちゃ絵、春画まで! 
江戸はマンガ都市だった!

挿絵付き貸本が大人気!

”同人誌”も存在していた!

そんな江戸で絵で生計を立てようと四苦八苦する侍・白川勝之進。そして、同棲しながら彼を献身的に支えるまり

コスプレや同人誌即売会など現代風要素をさらっと織り交ぜながら、2人の日常を通して江戸の町人文化をコミカルに描いたユニークな作品です!

 

この作品のオススメ度!

 

(4.4)

 

【ストーリー】

設定がユニーク! 画がいい! 笑ってホロリ! 面白い! エロ可愛い!

絵師に魅了された武士と、町人で出戻りの町娘の同棲生活を描いた物語。

侍と絵師の“二兎”を追う、勝之進。

身の回りの世話から生活費まで彼を献身的に支えるまりは、ときにひと肌脱いで絵のモデルにまでなります。

勝之進を武家の実家に戻そうとする姉も登場して、彼は果たして無事絵師として成功することができるのでしょうか。

航空戦記の漫画家・滝沢氏が描く、江戸情緒あふれる物語です。

【読者の評価】

平均4.0ポイント。

【受賞・実績】

電子書籍化している。
受賞歴がある。

・第19回メディア芸術祭賞(文部科学大臣賞)マンガ部門 審査委員会推薦作品(2015年)

【ボリューム】

全2巻。
電子書籍で全巻揃えると約1,300円(税込)。

【完結/連載】

完結。(2014年〜2015年連載)

 

参考


【オススメ度】以下5項目の平均値。

【ストーリー】一言コメント1点につき1pt(MAX5pt)
【読者の評価】電子書籍サイト読者評価の平均 (MAX5pt)
【受賞・売上】電子書籍化(1pt)+ 5巻以上(2pt)+ 初版から10年以上(2pt) + 受賞数(x2pt) + 累計発行部数が公表(2pt) + 国内外の高評価(各2pt)  以上の合計(MAX5pt)
【ボリューム】全巻合計が:〜1万円(5pt)/〜2万円(4pt)/ 〜3万円(3pt)/ 〜4万円(2pt)/ 4万円超(1pt)
【完結/連載】完結(5pt)/数ヶ月毎の定期発行(4pt)/年ごとの定期発行(3pt)/不定期発行(2pt)/未完(1pt)

 

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最後に

表紙を見てよこしまな期待を抱いたのですが、内容は健全な作品でした!

いい意味で裏切られたというか、話が思いのほか面白く、続きを読みたいと渇望したところに同氏作品の『東京物語』を見つけました。

発表順としては逆ですが、進之介とまりが時代を超えて夫婦として”復活”したような感じで、こちらの作品も堪能しました。

 

電子書籍で読む!

第1巻

識字率はほぼ100%!絵入りの貸本は大人気!私家版(同人誌)も存在!実は、江戸はマンガ都市だったのです。創作物を愛でる心は江戸(むかし)も現在(いま)も不変!一つ家で暮らす侍絵師&町娘の日常を通して、江戸に根づいていた<マンガ>を活写いたします!!手習い師匠でありながら貸本屋の店番でもある町娘・まりに支えられつつも、絵で生計を立てる侍・白河勝之進は一人前になるべく奮闘中。二人の日常には貸本・浮世絵・私家版の作り手やそれら作品を愛する人々の熱気が溢れていたのでした!

 

最終巻

創作物にまつわる悲喜こもごもを通して、白河勝之進と町娘・まりの賑やかな同棲生活を活写!! 侍と絵師の“二兎”を追う、白河の明日はどっちだ!?

 

 

 

 

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