『岳』 

石塚真一

山の楽しさと厳しさを描いた熱いヒューマンドラマ!

山岳救助をテーマにしたヒューマンドラマです。

厳しい自然にあって、山と登山者をこよなく愛する主人公・三歩による救護活動。

彼が関わった数々の感動的エピソードは、ちょっと心が萎えたときに読むと元気がでます!

 

この作品のオススメ度!

(4.7)

 

【ストーリー】

笑って泣ける! 設定がユニーク! 画がいい! 元気になる! 圧巻のクライマックス!

掲載時は『岳 みんなの山』、単行本では『岳』

石塚真一氏による山岳救助がテーマの漫画です。

世界各地の名峰に登頂し、その豊富な経験を生かして、日本の北アルプスで山岳救助のボランティアをしている島崎三歩しまざきさんぽの活躍を描いた物語。

 

老若男女、さまざまな目的やきっかけで山を訪れる登山者が、ときに遭難事故に遭ってしまいます。

救助されても三歩に背負われたまま生き絶えてしまう人、凍傷で指や手足を失ってしまう人、雪崩や崖崩れ、救助を待つ間ちょっとした運や行動で生死を分けた人….…。

肉体的にも精神的にも傷を負った遭難者に、そして亡くなった人にさえも、いたわりの言葉をかける三歩。

山や登山者に対し深い愛情を抱き、陽気で前向きな主人公を通じて、登山のおもしろさと厳しい現実をリアルに描いた名作です。

【読者の評価】

平均4.5ポイント。

【受賞・売上】

電子書籍化している。
5巻以上続いている。
初版発行から10年以上経っても購入できる。
受賞歴がある。
・第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞(2012年)各受賞
・第54回小学館漫画賞一般向け部門(2009年)
・『岳 みんなの山』で第1回マンガ大賞(2008年)

【ボリューム】

全18巻。
電子書籍で全巻揃えると12,000円超(税込)。

【完結/連載】

完結。(2003~2012年連載)

 

参考


【オススメ度】以下5項目の平均値。

【ストーリー】一言コメント1点につき1pt(MAX5pt)
【読者の評価】電子書籍サイト読者評価の平均 (MAX5pt)
【受賞・売上】電子書籍化(1pt)+ 5巻以上(2pt)+ 初版から10年以上(2pt) + 受賞数(x2pt) + 累計発行部数が公表(2pt) + 国内外の高評価(各2pt)  以上の合計(MAX5pt)
【ボリューム】全巻合計が:〜1万円(5pt)/〜2万円(4pt)/ 〜3万円(3pt)/ 〜4万円(2pt)/ 4万円超(1pt)
【完結/連載】完結(5pt)/数ヶ月毎の定期発行(4pt)/年ごとの定期発行(3pt)/不定期発行(2pt)/未完(1pt)

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最後に

人への愛情が深い故に、三歩はときに無謀ともいえる行動にでます……。

物語のクライマックス、圧巻です。

厳しい現実にちょっと自信をなくしてしまったときに、勇気を貰える名作です。

 

電子書籍で読む!

第1巻

秋の北穂高岳。登山中の中年男性・黒岩が、雪に足をとられて崖から転落、腕を骨折して動けなくなってしまった。山麓の警察署では下山時刻が遅れていることから、山岳遭難防止対策協会のボランティア・三歩に救助を要請することに。見かけは頼りなさそうな三歩だが、ヒマラヤや南米の山を歩いてきた経験豊富な救助員で…。大自然のなかで繰り広げられる、感動の山岳救助物語!!

 

 

最終巻

旧友オスカーの率いるエベレスト登山隊とヒマラヤで出会った三歩は、自身の目的であるローツェ単独登攀を目指し、彼らの元を離れた。一方、登山隊は、エベレスト・サウスコルに到着。そこから最後の難所・ヒラリーステップを越え、最終アタックを試みる。ボンベの酸素が少なくなりながらも、なんとか全員ヒラリーステップを越え、山頂に辿り着いた登山隊。しかし、帰路についた彼らに予想外の事態が…。天候悪化に加え、一方通行の山頂付近で他の登山隊と重なり、交通渋滞により待機を余儀なくされる。残りの酸素はなくなり、天候は悪化の一途。必死に下山を試みるが、氷点下の暴風雪がブリザードとなって彼らを襲う。一人、また一人と隊員たちが倒れていく。先頭を行く日本人隊員・小田草介が足を滑らせ、万事休すかと思われた、その時……!!島崎三歩、彼の決死の救助劇がそこから始まったのだった───最終巻特典:オリジナル本誌に掲載された最終回のカラーページを、単行本でもカラーページで再現します。

 

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