”鳥男”は世界を救うヒーロー⁉︎ それとも…?
「翼をくださいなんて 言った覚えはない。」
鳥をモチーフにした戦隊モノといえば、なんといっても『科学忍者隊ガッチャマン』。
しかし、本作品はヒーローが活躍するカッコイイ話ではなく、命と引き換えに図らずも”鳥男”になってしまった中学生たちの話です。
「死にたいか…生きたいか…どっちだ?」
瀕死の状態から助けてくれた”鳥男”は誰なのか?
”翼”は自分たちに何をさせたいのか?
突然現れた不気味な”敵”の正体は?
変わってしまった日常の中で、手探りしながら、悩みながら、仲間と助け合って進んだその先には、想像もしなかった未来が待っていました……。
この作品のオススメ度!
(4.4)
【ストーリー】
設定がユニーク! 画がいい! ワクワクする! 予想外の展開!烏丸英司は根暗な中学3年生。勉強はそこそこできるが大した取り柄もなく、周囲を批判的な眼で見たり妬んだり、常にイラついている孤独な少年でした。
現状は不満だらけ、将来にも希望が持てない彼は、ある日ふと、唯一の友人鴨田樹真を誘って学校を抜け出します。
向かった先は東京湾。最近”鳥男”がよく目撃されると噂される場所でした。
湾沿いにある公園で海野つばめに突然話しかけられて淡い期待をする英司でしたが、彼と同じ学校でハーフの美青年鷺沢怜が彼女と一緒にいたことで期待はずれに終わります。
帰り道、偶然同じバスに乗り合わせた4人。楽しそうな海野と鷺沢が否応なく目に入り英司は「こんなつまんない世界……終わっちまえ」と望んだとき、運転手が意識を失ってバスはガードレールを突き破って転落してしまいます。
横転したバスの中で瀕死の状態の英司が見たのは、大きな翼を広げて向かってくる鳥男でした。
【読者の評価】
平均4.4ポイント。
【受賞・実績】
電子書籍化している。
5巻以上続いている。
【ボリューム】
全16巻。
電子書籍で全巻揃えると約8,000円(税込)。
【完結/連載】
完結。(2013年〜2020年連載)
参考
【オススメ度】以下5項目の平均値。
【ストーリー】一言コメント1点につき1pt(MAX5pt)
【読者の評価】電子書籍サイト読者評価の平均 (MAX5pt)
【受賞・売上】電子書籍化(1pt)+ 5巻以上(2pt)+ 初版から10年以上(2pt) + 受賞数(x2pt) + 累計発行部数が公表(2pt) + 国内外の高評価(各2pt) 以上の合計(MAX5pt)
【ボリューム】全巻合計が:〜1万円(5pt)/〜2万円(4pt)/ 〜3万円(3pt)/ 〜4万円(2pt)/4万円超(1pt)
【完結/連載】完結(5pt)/数ヶ月毎の定期発行(4pt)/年ごとの定期発行(3pt)/不定期発行(2pt)/未完(1pt)
最後に
話が予想外の方向に進み、その先が気になってグイグイと惹き込まれていきます。
仲間の輪が広がるにつれて、英司の意識が変わり成長していく姿にはプチ感動します。
以下ネタバレになりますが……、
前半はじっくりと時間をかけて数々の謎が解明されていきます。それはミステリーのようでワクワクします。
そして後半、一気に話が動きます。
しかし、その展開がちょっと駆け足気味のような……。
できれば、”はじまりの7人”が集結した後、ひとりひとりの独特な個性を活かした活躍や戦いをじっくり見たかった……。
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第1巻
「一人の方が気楽だ」変わらない日常に不満をもらす日々を送る、中学生の烏丸英司。ある日、学校中で広まる「鳥男」の噂が、彼の“変わらなかったはず”の日常を大きく変えていくことに…!? 『結界師』の田辺イエロウが描く「SF×青春ジュブナイル」待望の第1巻!!
最終巻
圧巻の… 最終巻!! 病気の翔馬を連れ、EDEN関連施設に向かったつばめ。応答しない彼女に、烏丸たちはあるミッションを行う…! 一方、エヴァは未だEDEN本部の底に… 最後の七翼と出会う為に、烏丸たちがとった行動は―――!? 無数の翼が、未来を変えるべく 一丸となる…圧巻の最終巻!!!!
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