”少女に訪れた絶望と希望の物語”
魔法使いを目指す少女たちのファンタジー。
細部まで丁寧に描き込まれた緻密な画は優しさと暖かさを感じ、ノスタルジックな印象をも受けます。
主人公のココたちが魔法を学ぶ日常のほのぼのとしたシーンの一方で、忍び寄るダークな気配が彼女にどのように影響し彼女自身変わっていくのか、今後の展開が楽しみな作品です。
この作品のオススメ度!
(4.7)
【ストーリー】
発想がユニーク! 画が素晴らしい! 泣ける! ハラハラドキドキ! 展開が面白い!日常生活に魔法が浸透している世界。魔法をかけられるのは生まれつきの魔法使いにしかできません。
ココは魔法使いになることを夢見ていましたが、”ただの人間”だったため諦めていました。
しかし、ある日、”魔法はかけるのではなく描くもの”だと知ります。
早速、幼い頃に買った魔法の絵本を見て描いたところ、知らずに禁止魔法を発動させてしまい家ごと母親を石にしてしまいます。
母親を救うため魔法使いキーフリーの弟子になったココですが、”ただの人間”が魔法使いの弟子になるのは異例中の異例。
人々から注目され、魔法の経験と知識のなさを嘆きながらもあきらめず、ひとつひとつ学ぶことで試練を乗り越えていきます。
学ぶことの重要さを認識し成長していく少女たちの日常に、ココに絵本を売った怪しい人物が再び現れて……。
【読者の評価】
平均4.5ポイント。
【受賞・実績】
電子書籍化している。
5巻以上続いている。
受賞歴がある。
・アイズナー賞最優秀アジア作品賞受賞(英語版)(2020年)
・ハーベイ賞BestManga部門受賞(2020年)
国内・世界で人気がある・評価が高い。
・第13回全国書店員が選んだおすすめコミック(日本出版販売)一般部門1位(2018年)
累計発行部数が公表されている。
・電子を含む全世界累計部数350万部(2022年4月時点)
【ボリューム】
現在11巻。
電子書籍で全巻揃えると8,000円以内(税込)。
【完結/連載】
連載中。(2016年〜)
参考
【オススメ度】以下5項目の平均値。
【ストーリー】一言コメント1点につき1pt(MAX5pt)
【読者の評価】電子書籍サイト読者評価の平均 (MAX5pt)
【受賞・売上】電子書籍化(1pt)+ 5巻以上(2pt)+ 初版から10年以上(2pt) + 受賞数(x2pt) + 累計発行部数が公表(2pt) + 国内外の高評価(各2pt) 以上の合計(MAX5pt)
【ボリューム】全巻合計が:〜1万円(5pt)/〜2万円(4pt)/ 〜3万円(3pt)/ 〜4万円(2pt)/ 4万円超(1pt)
【完結/連載】完結(5pt)/数ヶ月毎の定期発行(4pt)/年ごとの定期発行(3pt)/不定期発行(2pt)/未完(1pt)
最後に
王道のファンタジーですが、ユニークな設定に、緻密で丁寧な画が印象的です。
今後、どのような展開になり帰結するかわかりませんが、魔法の世界やファンタジーものが好きな方に、ぜひオススメしたい作品です。
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第1巻
小さな村の少女・ココは、昔から魔法使いにあこがれを抱いていた。だが、生まれた時から魔法を使えない人は魔法使いになれないし、魔法をかける瞬間を見てはならない……。そのため、魔法使いになる夢は諦めていた。だが、ある日、村を訪れた魔法使い・キーフリーが魔法を使うところを見てしまい……。これは少女に訪れた、絶望と希望の物語。
最新巻
魔法使いの祝祭・銀夜祭。フィナーレを飾る銀夜行列では、魔法使いたちが出展した魔法を王と民衆たちの前で披露する。ダグダとクスタスの救済が懸かった銀夜行列が間近に迫り、ココは焦りからスランプに陥ってしまう。そんなココに手を差し伸べたのは、同じく銀夜行列を目指すライバルのアガットだった。二人はなんとか魔法を完成させて審査を通過するが、果たして初の大舞台は成功するのか。あなたの事を救いたい。一途な想いを魔法に込めて___。
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