『新九郎、奔る!』

ゆうきまさみ

戦国時代の黎明期を駆け抜けた新九郎

歴史漫画の新境地を開く作品!

物語は応仁の乱からはじまります。

戦国時代の始まりと言われる大きな戦ですが、漫画ではあまり見かけない”レアな”時代です。

その時代を生きた最初の戦国武将といわれる伊勢新九郎の物語に、機動警察パトレイバー』や『鉄腕バーディー』で有名なゆうきまさみ氏が挑戦!

わかりやすい! 笑える! 勉強になる! ゆうき氏のユニークさが際立った歴史漫画です。

レアな時代を知るチャンス!「歴史漫画はちょっとしんどくて…」と敬遠されがちな方にもオススメです!

 

この作品のオススメ度!

(4.3)

 

 【ストーリー】

わかりやすい! テーマがレア! 画がいい! 勉強になる! 先が楽しみ!

応仁の乱(1467〜1477年)で始まる戦国時代に活躍した、伊勢新九郎の生涯を描いた漫画です。

新九郎の生年については、従来の1432年の「享年88歳説」と1456年の「享年64歳説」と 2説があり、本作品では近年有力な説と言われている後者を採用しています。(没年は1519年。)

ちなみに、新九郎が亡くなって2年後に、戦国武将の代表格、武田信玄が生まれています(1521年〜1573年)。
ですので、新九郎は、信玄や、信長秀吉家康などが生まれる前の時代に活躍した人物になります。

新九郎は、やがて歴史の表舞台に登場します。

それまでまだまだ紆余曲折がありそうで、彼がどのように成長していくのか今後の展開に期待したいです。

【読者の評価】

平均4.5ポイント。

【受賞・実績】

電子書籍化している。
5巻以上続いている。

【ボリューム】

現在12巻。
電子書籍で全巻揃えると9,000円以内(税込)。

【完結/連載】

連載中。(2018年〜)

 

参考


【オススメ度】以下5項目の平均値。

【ストーリー】一言コメント1点につき1pt(MAX5pt)
【読者の評価】電子書籍サイト読者評価の平均 (MAX5pt)
【受賞・売上】電子書籍化(1pt)+ 5巻以上(2pt)+ 初版から10年以上(2pt) + 受賞数(x2pt) + 累計発行部数が公表(2pt) + 国内外の高評価(各2pt)  以上の合計(MAX5pt)
【ボリューム】全巻合計が:〜1万円(5pt)/〜2万円(4pt)/ 〜3万円(3pt)/ 〜4万円(2pt)/ 4万円超(1pt)
【完結/連載】完結(5pt)/数ヶ月毎の定期発行(4pt)/年ごとの定期発行(3pt)/不定期発行(2pt)/未完(1pt)

 

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漫画の漫談(まんだん)

知っていると、もっと深く・面白くマンガが読めるトピックのご紹介。

 

「伊勢新九郎」って、誰?

伊勢新九郎の活躍が楽しみな本作品ですが、新九郎の詳細については、”ネタバレ”になる可能性もありますので、別記事に記載することにします。

是非、関連記事「『新九郎、奔る!』の伊勢新九郎って誰!?」をご覧ください。

 

最後に

歴史物は、とかく背景も人間関係も複雑で、重厚感があるというのが定番。

しかも、この時代を扱った漫画や映画などメディアは少なく、馴染みがない人物が多く登場し、その関係も複雑で……正直、話がわかりづらい。

しかし、そこはマンガならでは。

絵で顔が覚えやすく、最初はコメディ調の軽いノリで進みますので話に入りやすいと思います。

さらに、突然スクリーンを使ってわかりやすく解説したり、セリフにカタカナ言葉で笑いを取ったりと、ふっと肩の力が抜けるような工夫もされています。

いままで曖昧だった応仁の乱の発端や経緯もわかり、期せずして勉強にもなります。

あまり注目されなかった時代を”新開拓”する本作品は、その面白さを知るきっかけになるユニークなマンガです。

 

電子書籍で読む!

第1巻

戦国大名の先駆け、伊勢新九郎の物語! 織田信長、豊臣秀吉、徳川家康…… かの有名な武将たちが活躍する時代の少し前、戦乱の世のはじまりを生き抜き、切り開いた男がいた――― その名を伊勢新九郎。彼はいかにして戦国大名となったのか。彼はそもそも何者だったのか。知られざる伊勢新九郎の生涯を、まったく新しい解釈で描く意欲作! 「戦国大名のはしり」とも言われる武将を描く、話題騒然の本格歴史コミック、待望の第1集!!!!!

 

 

最新巻

甥・龍王丸の家督の行方…決着! 足かけ3年に渡り、新九郎が奔走してきた、姉の婚家・駿河今川家の家督問題についに幕府の裁定が!! その結果をもって、再び駿河に下り、今川新五郎との再交渉に臨む新九郎が打つ 次なる「一手」とは!? 時同じくして京では、管領家の一つ、細川京兆家の現当主・政元が誘拐されるという 大事件が置き、家中は混乱。争い絶えぬ関東では、長尾景春の反乱、古河公方・足利成氏の和睦への動きなど 情勢は複雑怪奇を極めて…… 一歩、また一歩と近づく「戦国」。そしていまだ無役・未婚の新九郎にも 人生の転機が訪れようとしていた―――!

 

 

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