日常の幸せの大切さを実感する秀作!
太平洋戦争中の戦闘機乗りとその妻の日常の物語です。
戦争末期の話ですが、戦争の悲惨さを描いた作品とは一味違い、明るさを感じます。
戦闘機に関する情報は”すごい”の一言!
読後、大切な人が存在する日常がいかに幸せなことか、心に突きささるように実感させられます。
この作品のオススメ度!
(4.5)
【ストーリー】
ほのぼの 画がいい! 泣ける! じ〜んと心にしみる 予想外の結末!太平洋戦争末期の東京を舞台に、お互いを思いやる夫婦の日常を描いた話です。
命がけで空を飛んでいる夫はもちろん、地上で夫の無事を祈る妻にもいつも死を間近に感じます。
それでも普通の生活があり、夫婦の営みがあり……そして終戦を迎えた2人の運命は……?
【読者の評価】
平均4.6ポイント。
【受賞・実績】
電子書籍化している。
初版発行から10年以上経っても購入できる。
【ボリューム】
上下巻の全2巻。
電子書籍で全巻揃えると約1,300円(税込)。
【完結/連載】
完結。(2012年初版)
参考
【オススメ度】以下5項目の平均値。
【ストーリー】一言コメント1点につき1pt(MAX5pt)
【読者の評価】電子書籍サイト読者評価の平均 (MAX5pt)
【受賞・売上】電子書籍化(1pt)+ 5巻以上(2pt)+ 初版から10年以上(2pt) + 受賞数(x2pt) + 累計発行部数が公表(2pt) + 国内外の高評価(各2pt) 以上の合計(MAX5pt)
【ボリューム】全巻合計が:〜1万円(5pt)/〜2万円(4pt)/ 〜3万円(3pt)/ 〜4万円(2pt)/ 4万円超(1pt)
【完結/連載】完結(5pt)/数ヶ月毎の定期発行(4pt)/年ごとの定期発行(3pt)/不定期発行(2pt)/未完(1pt)
最後に
『二兎物語』の白川勝之進とまりがこの作品で”再登場”!(作品の発表は『東京物語』のほうが先ですが。)
相変わらず仲睦まじく、こういう設定はうれしい。
しかし、最後の喪失感は……。
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上巻
昭和十八年末、戦闘機で世界の大空を翔けていた白河は、陸軍航空審査部への転任命令をくだされ、東京へと帰還した。久しぶりにふたりで暮らす白河夫妻。夫は妻の平穏を空から願い、妻は夫の身を地上から案じていた。生と死が隣り合わせの時代に生きる夫婦の、何気ない日常の物語。
下巻
戦況は逼迫していた。白河は敵との戦力差を感じつつも、首都防空のために空に上がり続ける。そして、昭和二十年五月二十五日。実家に帰った妻・満里子のまわりに、大量の爆弾が降り注ぐ。妻の身を案じながらも、戦闘機に乗ってB-29を迎撃する白河。地上と空、夫婦の運命は…!?
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