やさしさに涙が溢れるラブストーリー!

3月のライオン

羽海野チカ

少年は、幼い頃すべてを失った
夢も家族も居場所も──

そして、少年がすべてを取り戻す物語

今回、大人の方に是非読んでいただきたいオススメの漫画は、『3月のライオン』です。

★悲しい過去を乗り越えて、生きていこうとする人たち。そして暖かく手をさしのべる周囲の人。悲しくもほっこりする話。

★ときに絵を圧倒するほどページに溢れるセリフや心理描写。感動したり、思わず笑ってしまったり。マンガだけど、これもありだと思う。

★棋士、先崎学氏の「矢崎学のライオン将棋コラム」が、おもしろい。

★高評価! 4冠達成
第24回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞(2021年3月)、第18回手塚治虫文化賞マンガ大賞(2014年)、第4回マンガ大賞(2011年)、第35回講談社漫画賞(2011年)

コメント

『ハチミツとクローバー』の著者・羽海野チカ氏の最新作。

ある日突然、自分の居場所がなくなってしまうーー。

話が進むにつれて主人公の少年、桐山零の悲しい過去が明らかになります。
しかし、その孤独な少年を家族同様に迎える川本家の人たちのやさしさにほっこりします。

話の展開はわかりやすく、笑い中心の展開に感動的エピソードが織り込まれた秀作。零の行く末がどうなるのか楽しみです。

中学生の頃、友人とよく指した将棋を思い出し、なつかしく読んでいます。
先を読む、詰将棋の早さなど、プロになれるような方は驚異的ですね。

そんなことも、この作品で知りました。
ぜひ、将棋に興味のある大人の方にも読んでいただきたい作品です。

題名『3月のライオン』は、表紙に ”March comes in like a lion"とあるように、イギリスのことわざ ”March comes in like a lion and goes out like a lamb”(「3月はライオンのように荒々しい天気で始まり、子羊のように穏やかな天気で終わる」の意。)が由来だそうです。
棋士の先崎学氏が、コラムで「6月に始まるプロ棋士の順位戦は3月に最終局を迎え、昇級・降級がかかった棋士はまさにライオンになる」と語っています。本作で、このタイトルがどのように表現されるのか、こちらも楽しみです。

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第1巻

その少年は、幼い頃すべてを失った。夢も家族も居場所も──。この物語は、そんな少年がすべてを取り戻すストーリー。その少年の職業は──やさしさ溢れるラブストーリー。『ハチミツとクローバー』の著者・羽海野チカの最新作。

 

 

 

最新巻

12月。年末に向けて、冬が本気を出して来る季節。クリスマス。そして年越し。川本家で過ごす3年目のお正月は、ジグソーパズルを皆で囲んで。時に惑いながらも、あたたかな幸せをかみしめてゆく。零と三姉妹の日々はゆっくりと、着実に進んでゆく。一緒に、考えよう。一緒に歩いて行こう。一方、白熱する獅子王戦・決勝トーナメント。零、二海堂、重田…互いに高め合い、切磋琢磨を繰り返して来た島田研の弟分たちが、盤上で熱い火花を散らす。見据える先は、師との公式戦という舞台。長い時間を共に歩んで来た同士が、その日々に見つけた答えとは――。

 

羽海野チカ/1〜16巻/ 2007年〜連載中

 

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